世界経済 world economy 2005 10 27

 最近の世界経済を見てみましょう。
まず、アメリカですが、不景気を、住宅バブルで乗り切ったものの、
イラク駐留経費が巨額で、さらにハリケーン被害の復興費用も巨額になる見込みです。
そういうわけで、今後が、大変です。
 中国は、減速が必要でしょう。
このまま、経済成長を続ければ、世界の石油と食糧が破綻します。
人口1億人の日本は、欧米人のような生活をしても、問題なかったのですが、
人口13億人の中国が、それをやったら、世界は、破綻します。
 日本は、少子化が、致命傷になりそうです。
何しろ、日本にある資源とは、人的資源だけです。
その人的資源が、少子化によって減少するので、致命的と言えます。
(少子化がなかったら、21世紀前半は、日本の世紀になったかもしれません)。
 ヨーロッパについては、経済成長は、
あまり期待できないでしょうが、安定的と言えるでしょう。
 しかし、ヨーロッパには、懸念材料があります。
それは、異常気象と自然災害です。
アメリカのハリケーン被害は、決して「対岸の火事」ではないのです。
 こうしてみると、世界経済は、弱含みと言えるでしょうが、
それも仕方ないことです。
このまま、世界が、経済成長を続ければ、地球環境が破綻します。
やはり、どこかで休憩し、持続可能な経済成長モデルを作っていく必要があるのです。

2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」











































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